「橋本郷土カルタ」であなたも “橋本の達人”に!!『ら』
こんにちは!めぐり報です!!
「橋本郷土カルタ」であなたも
“橋本の達人”に✨
今回は22枚目の「ら」のご紹介です。
「雷鳴と 橋本音頭 デュエットし」
(夏まつり)
子どもも大人も楽しみにしている夏祭り。
橋本地区では、自治会ごとに行われている夏祭りや納涼祭などの他に、鎮守である神明大神宮の例大祭と八坂神社祭があります。
例大祭については、明治26年(1893年)10月に制定された『村内規約書』に『皆作祝い』として「8月21日に執行すること」と書かれていますが、その後何回か日程が変更され、現在では毎年8月1日に近い土曜日に神明大神宮例大祭、翌日の日曜日に八坂神社祭を行っています。
例大祭の日に、氏子関係者は亀が池八幡宮の宮司よりお祓いを受け、本御輿と各自治会の子ども御輿に八坂神社のご祭神(素戔嗚尊)の御霊入れの儀を行います。
明治41年(1908年)に八坂神社が撤廃されたため、神明大神宮の境内には八坂神社の社殿はありませんが橋本大神輿自体が八坂神社となっています。例大祭ではお神輿に御霊入れをし、翌日八坂神社祭を行い、その翌日に再び宮司より御霊抜きの儀を行い、祭りを終了とするとのことです。
八坂神社例大祭では、地域の発展・氏子の安泰・防疫を願って、本御輿と山車が橋本10自治会を渡御します。
山車の上では『橋本囃子保存会』の皆さんが笛や鉦・太鼓を奏で、おかめや、ひょっとこなどのお面をつけて舞を披露し、祭りを盛り上げます。
午後になると『橋本御輿保存会』の会員他約100名が、交代で橋本幼稚園から神明大神宮まで本御輿をかついで商店街を練り歩きます。
この練り歩きの様子がこの日の一番の見せ場となっています。
盆踊りの由来は、仏教の『念仏踊り』だとされています。
最初は各自念仏を唱えながら踊るものでしたが、後に念仏を唱える人と踊る人が別になった『踊り念仏』に発展したとのことです。
これらがお盆と結びついて現在の盆踊りになり、8月中旬のお盆の頃に、ご先祖さまの霊の供養と人々の親交を深めるために踊られています。
盆踊りは自治会ごとや職場の仲間、保育園や幼稚園の夕涼み会などで行われ、櫓の上の太鼓と賑やかな音頭に合わせて櫓の周りで円になって踊る、夏の楽しい行事の一つです。
盆踊りは全国各地にありますが、有名なものとしては山形の花笠祭り、徳島の阿波踊り、沖縄のエイサーなどがあります。
盆踊りに欠かせないのは、櫓太鼓と音頭です。
子どもたちには『アンパンマン音頭』や『ポケモン音頭』、大人の皆さんには『橋本ふるさと音頭』『相模原音頭』『炭鉱節』『東京音頭』『ダンシング・ヒーロー』あたりがおなじみでしょうか?
カルタで紹介されている『橋本ふるさと音頭』(矢島 誠 作詞/月岡 弘一 作曲 昭和56年…1981年制定)の1番〜5番の歌詞の中には、五叉路・鎮守の森など、橋本に関係がある言葉が色々出てきます。
著作権の関係で詳しくはご紹介できませんが、『願い 橋本七夕まつり50周年記念誌』の19ページに歌詞が全文でていますので、ぜひそちらをご覧ください。
ついでに「音頭」の意味を調べてみると…。
1.多くの人 が歌につれて踊る踊り、またはその歌・曲のこと。
2.声明など多くの人が歌う時にまず1人が歌い出して調子を取ること。
3.雅楽における各楽器の主席奏者。
4.人の先に立って物事を行うこと、または行う人(リーダー)のこと。
(◯◯の音頭を取る、音頭取り…など)
オマケ
音頭の4の意味から『頭取』が連想されました。
そして、なぜ銀行のリーダーだけは『社長』ではなく『頭取』なのかな…❓と思い、調べてみると…。
『頭取』はもともと『歌舞伎で楽屋を仕切る人』『雅楽で音頭を取る人』のことで、江戸時代は様々な役職に『頭取』がついていたそうです。
そのため、明治初期には「社長」や「取締役」の他に「頭取」を使っていた例もあったようです。
銀行は当時、為替会社と呼ばれていて、明治5年(1872年)にできた『国立銀行条例』が銀行のトップを『頭取』と呼んでいたため、この条例が廃止された後もその呼び方が残っているのでは…とのことでした。
昨年は新型コロナの感染予防のため、残念ながら夏祭りも盆踊りも中止が相次ぎましたが、2021年はぜひ再開して、みんなで2年分の笑顔をはじけさせたいですね️