「橋本郷土カルタ」であなたも”橋本の達人”に!!『ぬ』
こんにちは!めぐり報です!
「橋本郷土カルタ」であなたも
“橋本の達人”に!!✨
今回は10枚目の「ぬ」のご紹介です。
「ぬれ縁の 茶飲み話は 芋のでき」
(大和芋)
相模原台地の畑は、富士山の噴火による乾燥した黒色火山灰地が多く、粘りの強い良質な大和芋の栽培に適しています。
そのため、昭和30年代から栽培されるようになった大和芋は、相模原を代表する農産物として『相模原長寿いも』の愛称で親しまれていて『かながわの名産100選』にも選ばれていたことがあります。
皆さんも年末年始の贈答品として、大和芋を買ったり贈ったりしたことがあるかもしれませんね。
大和芋の生産は、5月上旬に種芋を植え付け、10月頃に葉が黄色くなると収穫の時期が近づきます。
毎年10月に大和芋の品質を審査する共進会が開かれ、生産者は自慢の大和芋を持ち寄ります。
そして、11月になると本格的な収穫の時期を迎えます。
大和芋はヤマノイモ科のつる性多年草の芋で、奈良県在来のツクネイモの品種の1つとのことです。
関東ではイチョウの葉の形、棒状の形、三味線のバチの形の芋を大和芋と呼びます。
奈良県の大和芋は、さらに粘り気の強いゲンコツ型の黒い皮のつくね芋で、別の品種の芋だそうです。
何となく似ているつくね芋(山芋)、大和芋、長芋の違いを調べてみると…
- つくね芋(山芋)…ごつごつしたゲンコツ型。
一番粘りが強い。磯辺揚げなどに向く。
- 大和芋…イチョウの葉状や棒状の形。
二番目に粘りが強い。揚げ物、つくね、すり身のつなぎなどに向く。
- 長芋…棒状の形。一番水分が多く、とろろに向く。
シャキシャキした食感を生かし、和え物やおひたしにも向く。
ぬれ縁(濡れ縁)は最近の新しい家にはあまり見かけなくなりましたが、部屋の外についている縁側で、昭和の家にはかなりの割合でついていました。
ちょっと一休みしたり、
庭をながめたり、
座布団を干したり、お日様の匂いが気持ち良くて、その上で寝てしまったことも…
スイカを食べたり、シャボン玉やままごとをしたり…
と色々なことに使われる、家の中と外をつなぐ憩いの場所です。
このカルタの絵のように「今年の芋の出来はどうだい?」なんて
近所の人とお茶を飲みながら、ぬれ縁に腰かけて話しているのってほのぼのしますね
家に上がるほどでもない用事で来た時にちょっと腰かけられるぬれ縁は、
今考えるととても便利なお付き合いのツールでもありましたね