こんな所に歴史あり【2017.10月号】
古 から「お伊勢の杜」と呼ばれ親しまれている神明神社。
御祭神は伊勢の神宮と同じ天照皇大神。
かつて、橋本の祭りは盛大で華やかだったそうです。
祭礼日は時代により変化していますが、
昔は7月31日に夜宮、8月1日に神明大神宮、2日に御神輿の八坂神社の日として行われていました。
明治、大正には村長や村会議員も参列していたようです。
朝早くから一晩中お囃子が奏でられ、露店が並び、
街には祭禮の提灯が飾られ、遠方からも人が集まる祭りの風景は昭和30年代まであったそうです。
さらに、9月1日には豊年祭りも行われていましたが大正12年に関東大震災が起こってしまいます。
神社も本殿、拝殿などが破壊されてしまった為、
その後の数年は祭礼日を9月2日をにしたとあります。
しかし大正14年、村人の寄付により修理、新規造営がなされ、完成後は盛大に祝賀行事が行われました。
そ んな神明神社には、
向かって社殿左側に菅原道真公を祭神とする天満宮、
右側に天日鷲命を祭神とする大鷲神社が境内合祀されています。
夏祭りの規模が縮小してしまった今でも、
七夕まつりの縁日や橋本ふるさと祭り、鳳神社での御酉様などで
人が集う神明神社。そこは、地元と共にある欠かせない憩いの場となっています。
byまさし
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