さいじき【2015.10月号】
〜深まる秋の風物詩 橋本酉の市〜
秋も深まり、鮮やかな紅葉が彩る11月。
神明神社では毎年『橋本酉の市』が開催される。ひと昔前は『橋本あんどん祭』として親しまれてきたが現在は『酉の市』として開催されている。
酉の市とは、日本各地の鷲神社の年中行事で、11月の酉の日に賑やかな市がたつことから「酉の市」と呼ばれる。
縁起ものが沢山ついた縁起熊手などが名物で、新年の開運招福、商売繁盛を願うお祭りである。
酉の日は12日に一度巡ってくる為、10日ある11月には、酉の日が2回ある年と3回ある年があり、最初の日から「一の酉」「二の酉」「三の酉」と呼ばれ、その日に合わせて酉の市が開催される。
今年は、その酉の日が3回ある年にあたる。
橋本酉の市では、神社の境内が約80基の行燈で飾られ、深まる秋の夕暮れを情緒豊かに彩る。
この行燈は地元の小学生らが描いたもので、個性豊かな絵が興味を引く。
その他見所も多く、飲食販売バザーが行われるほか、特設ステージでは、演芸やカラオケ、歌謡ショーが催され賑わいをみせ、子供からお年寄りまでが楽しめる催しとなっている。
澄んだ空気の中に点々と灯る行燈は、何かほっこりした温かさを感じさせてくれる。肌寒さを感じる11月の夕暮れ時、橋本酉の市を訪れてみてはいかがだろうか。
byさち
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