「橋本郷土カルタ」であなたも”橋本の達人”に!!『て』
こんにちは🤗 めぐり報です❗️
「橋本郷土カルタ」であなたも
“橋本の達人”に✨
今回は35枚目の「て」のご紹介です。
「台山の 陣取り遊びで こぶつくり」
(台山 …でえやま)
台山(でえやま)は、香福寺の東側でかつ、旭小学校の北側の場所にあった畑の中の小高い丘のことです。
住所にすると、橋本5丁目11番地〜16番地あたりですが、後に畑や住宅地にするために土を盛ったり、削ったりしたため、今はその面影はありません。
台というのは、カルタの説明にあるように周囲より一段高くなった平らな場所という意味で、「だい」がなまって「でえ」になったものと思われます。
台山で坂滑り・木渡り・陣取り遊びなどで楽しく遊んだ子どもたちは、今は80代後半以上の年齢の方々だということです。
当時から台山の一部に建っていた家があり、近所の人々はその家を屋号で「台(でえ)と呼んでいたそうです。
今回、台山があったあたりを案内してくださった『橋本の歴史を知る会』の井上さんによると、子どもの頃お母さんに「台(でえ)にコレを届けてきて」と頼まれて近所だった「台(でえ)」の家に届け物をしに行ったりしたそうです。
その『台(でえ)』の屋号の家に沿って旧鎌倉街道がありました。
(今は区画整理のため、なくなっています)
この道は、甲州(山梨)から高尾山の山裾を回り、町田市相原町の堺農協の西側集落を通り、橋本坂から稲荷橋を渡って橋本に入ります。
その後、瑞光寺から旧国道16号線を横切り、畳店横の道(横町を東に進み、台山を左に旭小学校を右に見ながら小山方面に抜ける道でした。
現在、台山はありませんが、旭小学校の北側の住宅街の道は、どの道も境川に向かってかなり急な坂道になって下っています。その坂道の上の方にあった台山で、子ども達が自然の中で思い切り楽しく遊んでいたことを知る人はとても少なくなったようです。
★今回の参考文献は…。
- 「『橋本郷土カルタ』で巡る橋本の歴史と文化」(井上 研一著)
- 『橋本の昔話』(地図) (加藤 重夫著
★台山のあった場所を案内してくださった方… 井上 研一さん(橋本の歴史を知る会)