「橋本郷土カルタ」であなたも “橋本の達人”に!!『く』
こんにちは🤗 めぐり報です❗️
「橋本郷土カルタ」であなたも
“橋本の達人”に✨
今日は28枚目の「く」のご紹介です。
「熊手買い 手〆めもはずむ 酉の市」
(酉の市)
酉の市は、例年11月の酉の日に関東地方を中心に全国的に行われる、寺社の行事です。
酉の祭(とりのまち)、大酉祭(おおとりまつり)、お酉様(おとりさま)などとも呼ばれています。
江戸時代より行なわれている1年の無事を感謝し、来る年の幸を願う行事で、家内安全・商売繁盛・疫病退散を願う行事でもあります。
年によって11月の酉の日が2回の時と3回の時があり、それぞれ『二の酉』『三の酉』といいます。
『三の酉』の年は、火事や異変が多いとの言い伝えがあるとか…
2020年は『三の酉』でしたので、年は改まりましたが、火の元や地震には十分注意したいですね
酉の市の由来は色々あるようですが、起源とされているのは
①神道
②仏教
③花又の農民たちによる収穫祭
の3つがあります。
ここでは、③の花又の例をご紹介します。
花又とは現在の、東京都足立区花畑のことで、そこにある鷲大明神(おおとりだいみょうじん)の近在農民たちが、行なっていた収穫祭が起源である、という説です。
当時酉の市の時は、江戸中から花又の鷲大明神に多くの参拝者が来ていましたが、後に浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)が一番の賑わいを見せるようになり、現在に至っています。
(テレビのニュースで熊手の露店の様子が出るのは浅草ですね)
橋本の酉の市は神明 大神宮の境内にある大鷲神社(おおとりじんじゃ)で行なわれます。
この神社は、カルタの説明にもあるように、昭和46年(1971年)に橋本商店街の人々が商店街の発展と商売繁盛を願って建立し、浅草千束の鷲神社から『天日鷲命』(アメノヒワシノミコト)を勧請しました。
昨年の酉の市は新型コロナ感染予防のため、だいぶ規模を縮小して開催されました。
例年上手な絵で彩りを添えてくれる小学生たちのあんどんが不参加となり、露店も熊手のお店のみとなりました。それでも神明大神宮の入口から参道のあたりや、大鷲神社の鳥居の周辺に提灯がたくさん並び、暗くなって灯りがともると、とても幻想的でした。
また、いつもは扉が閉まっている大鷲神社の拝殿が拝見できるのも、酉の市の楽しみです。
以前は商店街でも店先にそれぞれ工夫を凝らした絵が描かれているあんどんが並び、それを見ながら酉の市に行くのが楽しかったです。
今年の酉の市には小学生たちのあんどんが飾られるようになるといいですね。
(別名『あんどん祭り』とも言われています)
こちらの動画も参照に…
なお、縁起物の熊手は、『運を掻き込む』『金銀を集める』道具として、縁起が良い…という意味があります。
そして、熊手には七福神やお多福・大判小判・松竹梅などの縁起物が飾られています。
初めて熊手を買う時は小さい物にして、だんだん大きい物を買うようにするといいそうですよ。
(逆にすると福がこぼれるとか…)
お目当ての熊手が決まったら、商売繁盛と家内安全を願って威勢よく手締めをして購入するのが習わしです。
大鷲神社:6-39–25