はしもと人を発見!【2017.4月号】
〜世界の老若男女を問わず!
気の鍛錬で力を発揮!?〜
マンガの主人公のモデルになった人が橋本にいる事をご存知だろうか?
そのマンガとは『合気道橋本道場』
そしてその中の主人公、橋本竜一のモデルとなった人が
橋本五丁目の合気道五十嵐道場の道場長、五十嵐 和男先生なのだ。
元々柔道をやっていた五十嵐先生が合気道に出会ったのは大学生の時。
武道の紹介で、空手、柔道、少林寺などの中に合気道があった。
華麗な演武、綺麗な形で姿勢を整えていく姿を見て体験した所、
その面白さに魅せられたと言う。
そこから内弟子を経験して奥さんの実家があった橋本に道場を構えたのは昭和58年。
その活動は、橋本のわんぱく道場、東橋本の相模和道会靖和道場の指導者を育てあげ、
更には世界に合気道を広め、指導した国は20〜30カ国にもなる。
「合気道を指導する人が多くなる事が一番良い事ですからね」
と合気道が広まる土壌作りに現在も世界を股にかけて活動している。
そんな合気道の『気』とは
「自分の力を最大限に出そうとする力でしょうね」と五十嵐先生は話す。
それは、気付き、気を付ける、気遣い、など
コミュニケーションの中で欠かせない『気』、
元気、やる気、字は違えど落ち着きの「き」
など自己に対する『気』をコントロールし最大限に発揮出来るようにする事。
五十嵐先生の元では、それは子供にとっても当てはまっている。
気の強い子、弱い子、それぞれに気をコントロール出来て、
体力がつき、何より武道という点で礼儀作法、言葉遣いがしっかりしてくるという。
試合がなく、形の綺麗さを極める合気道は和を大切にする武道。
五十嵐先生は
「和とは、すごく簡単に言うと仲良くすることでしょうね」と言う。
そしてその動きは回ることによって相手の力を吸収する為、
円すなわち輪になぞらえている。
そこに『和』と『輪』の繋がりがあり、
合気道の『合』は『愛』にも繋がっていると五十嵐先生は話す。
それこそが合気道は子供からお年寄りまで出来る武道と
言われている所以ではないだろうか。
実際、五十嵐道場には70歳過ぎの男性、ご婦人もいるという。
合気道という言葉は知っていても実際どんな事をやるのか知らない人は多い。
橋本に3件の道場の他、北総合体育館などでも教室があったりと、
その入り口は幅広い。
この春新しい事を始める様々な層の選択肢に
合気道は良いのかもしれない。
byまー/写真:YOKO
~【橋本人を発見!街の人の心意気を見た】brought to you by めぐり報~