さいじき【2016.6月号】
〜ホタルが飛び交う里山〜
城山地区
春から夏に移り変わる新緑が爽やかな季節。
この時期に見ることのできる夏の風物詩といえば「ホタル」である。
ホタルは、5 月から6 月にかけて孵化する。
日本では「ゲンジホタル」というホタルが代表的だが、
実際には多様な種があり、日
本国内でも約40 種のホタルが生息しているといわれる。
相模原市では、全国的にも珍しい「( 通称)ホタル条例」という条例が制定されている。
良好な水辺環境の指標昆虫であるホタルが
生息できる環境を保全・整備することで
恵み豊かな自然環境を大切に守り育て、
次世代につないでいくという願いも込められているのだ。
日本では古くから親しまれてきたホタルだが、
近年は遠い存在になってきてしまっているのが現状だ。
道路が整備されショッピングモールやマンションが立ち並び、
人々の生活は便利になったが、ホタルが住む環境は減ってしまった。
橋本駅周辺ではなかなかお目にかかれないホタルだが、
城山地区にある「ほたるの里」で鑑賞することができる。
「ほたるの里」では、
ホタルが生息できる里山の自然保護に地元をあげて長年取り組んでおり、
毎年たくさんのホタルが乱舞する幻想的な様子を見ることができる。
この時期には水路沿いのアジサイも咲き乱れ、
毎年多くの人で賑わう。
今年の夏の夜は、
家族で幻想的なホタルの光に癒されてみてはいかがだろうか。
byさち
~【さいじき 】brought to you by めぐり報~