はしもと人を発見!【2016.4月号】
甘皮を甘く見ないで!
爪は美しく生まれ変われる!!
マニキュア…爪に塗るあの液体の事ではない。
ラテン語でマニュは『手』、キュアは『お手入れ』
「マニキュアって『手のお手入れ』を指すんです」
そんな話を聞かせてくれたのはエムズネイルのオーナー、谷本まゆみさん。
元々手にコンプレックスを抱いていた谷本さんは、
ネイルの世界に『爪の形が変わると指が綺麗に見える』事を知り、
約20年前にネイルサロンを始める。
美容室の一角から始まったネイルサロンは、
自宅の一室、出張ネイル、エステサロンの一角での営業を経て、
15年前に相模原に自店舗を出店、
その後念願だった地元、橋本での出店に成功している。
そんな谷本さんは自分を「ネイリストではなく爪職人」と話す。
傷んだ爪、二枚爪、薄い爪が爪のケアで生まれ変われる事を知り、
深爪などで手先、足先に力が入らない、
小さく弱った爪の保護で大きくなった指などの症状が
爪のケアで治せる事を知っているのだ。
そんな爪職人が唯一という健康な爪の為のケア。
それは甘皮のお手入れ。
甘皮のお手入れをする事によって、爪って丈夫になってくるんです。
爪はいくらでも矯正出来て、形も向きも変えられますよ」
実際にエムズネイルの各種ジェルメニューの中には
甘皮のお手入れは必ず組み込まれている。
健康な爪を保つ上において必要なのだ。
そんな甘皮のお手入れは女性だけでなく、
男性客もやっているほど。
ネイル発祥の地アメリカでは、美容室一軒に対し2〜3軒のネイルサロンがあり、
男性客も多いという。
さらに谷本さんは
「土台の爪次第でジェルネイルの持ちも変わる」と、
デザイン先行では無く、健康な爪ありきの装飾を訴える。
勿論、爪の病気への備えとして定期的なメンテナンスも必要で、
利用する店の衛生面、使用するジェルネイルの酸度など、
利用者側にも知って欲しいと話す姿は、
ネイルデザインも出来る医者と思うほど。
谷本さんは「上辺だけでは無い本当に根本的な事を知った、
ちゃんとしたネイリストが育って欲しい」と
ネイル業界全体を良くして行きたいと考える。
それはエムズネイルのスタッフには勿論、
お客様が他のネイリストだった時にも、
その知識を教えているという所にも表われている。
爪を知る本物、爪職人の谷本さんがいるエムズネイルは
橋本の美爪文化発信基地となっていくだろう。
byまー
~【橋本人を発見!街の人の心意気を見た】brought to you by めぐり報~