こんな所に歴史発見【2015.8月号】
橋本七夕まつりは、昭和27年に街の活気を取り戻そうと始まりました。
しかしなぜ「七夕」だったのでしょうか。
時は戦後。橋本商店街は、商店街としての体は保っていたものの食料不足から路上に野菜を植える光景もあったそうです。
やがてくる高度成長など知る由もなく街の雰囲気は沈んでいたそうです。
その頃、まつりと言えばお宮での盆踊りくらいしかありませんでした。
そんな中、「何かひとつ目玉になるまつりを作ろう」
という話が持ち上がった事が始まりでした。
そんな折、後に発起人となる約8名の中に、
平塚や仙台の七夕まつりの賑わいを見て来た人がいたそうです。
そして「皆とバカ話をしているうちに話がまとまって言わず語らずで出来たんです」
との記録が残っている通り「七夕でまつりを」と決定していったようです。
そこから、苦戦はしたものの福生や平塚から七夕まつりのノウハウを教えてもらい、
無事に昭和27年1回目の七夕まつりが開催されます。
最初の頃は現在とは違い
軒先や店先に短冊をつけた竹笹を飾った素朴なものだったと言います。
小さく始まった橋本七夕まつりは、
今や3日間で30万人以上の来場者を誇る相模原を代表するまつりになっています。
byまー
~【こんなトコロに歴史あり】brought to you byめぐり報~