こんな所に歴史発見【2015年2月試作号】

橋本駅設置に関するゆかりの処の石碑

橋本6丁目にひっそりと佇む『橋本駅設置に関するゆかりの処』と書かれた石碑があるのをご存知でしょうか?
事の起こりは、横浜線の開通前、明治時代まで遡ります。

 

当時の日本は絹の輸出が盛んでした。
関東各地から生産された生糸は、
現在の中央線で東京を経て横浜の港に輸送するため為に
八王子に集まっていましたが、
その輸送路を、八王子から直接横浜の港へ輸送する為に計画されたのが横浜線でした。

しかし当初の計画では橋本の地には駅は無かったのです。
現在、橋本駅を利用している地域は相原駅で事足りると見込まれていたようです。

そこで橋本の人々は
「平地の多い橋本に駅があれば将来の発展に繋がる」と関係各所に陳情します。
そして陳情を重ねた結果、めでたく駅誘致に成功します。

その結果、現在の位置に駅を設置しましょうと話し合いが行われたのが
あの石碑のある場所だったのです

昔はもっと大きな石碑が建っていたそうですが、
橋本発展の事情により、現在はその碑があったと伝える碑になっています。

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