さいじき【2015.12月号】

〜感謝と祈願の除夜の鐘
橋本でゆく年来る年〜

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東橋本 蓮乗院

大晦日はどう過ごされるのだろうか。
普段は出歩かない寒い深夜、家族で肩を寄せ合いながら寺まで歩き、除夜の鐘をつく。
そんな光景が恒例の行事となっている家庭も少なくないはずだ。

そもそも除夜の鐘は、
古い年を除き去り 新年を迎える日という大晦日“除日”の夜
“除夜”に108あるとされる 人の煩悩を取り除く為につき、新しく迎える1年の無事を願うとされている。

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橋本 香福寺

そんな除夜の鐘は橋本の寺でもつける。
総代たちが甘酒を振る舞い、冷えた体を温めてくれたり、
どの寺も趣向を凝らしたもてなしで私達を迎えてくれ、この日だけは寒さも身を清めてくれるようで、どこか心地よく思う。

東橋本の蓮乗院ではライトアップを楽しみ
5丁目の香福寺では焚火の豪快さを味わい
元橋本の瑞光寺ではろうそくの光の繊細さを感じられる。

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元橋本 瑞光寺

地元の寺だからこそ、見慣れた顔に会うことができ
旧年の感謝を伝え、新年も変わらぬ付き合いをお願いできる。

日本には除夜の鐘で有名な寺が多々あるが、地元の寺に行く事の利点がここにある。

地元の寺それぞれの色合いを、数年に分けて満喫する人も少なくないはずだ。
今年の大晦日もきっと寒いだろう。白い吐息で、大切な人と寺まで歩きながら新年を語り合う
。あなたも除夜の鐘をつきに出かけてみてはいかがだろうか。

byたー

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