はしもと人を発見!【2015.12月号】
〜心地よくて笑顔になれる
そんな空間の演出家〜
心地よい音楽のライブを不定期開催しているのに「音楽に詳しいとか全く無いんですよ。
楽器も全然出来ないですし」と笑顔で話すのは、カフェこたつの永田友浩さん。
アナログ人間を自称するほどの機械音痴だと言う。
「誰を聴いているとか無いですけど、音楽は好きです」との言葉の通り、
こたつでは不定期とはいえ、2007年のオープンからミニライブを重ね、
翌年にはフルート奏者によるクリスマスライブ、 そして今年の9月にはジャズユニットによるライブの開催もしている。
次のライブの予定はまだ決まっていない。
しかし何故、機械が苦手で音楽に明るくない永田さんが カフェでの音楽ライブを開催しているのだろうか。
永田さんは「お店に来ている人達が笑顔になれる空間を出せれば」と話す。
お店を始める前、
元々お酒好きだった永田さんは色々なお店で飲んでいたのだが、
ある時、お店の空間の作り手側が居る事に気づいた。
そして自分もそんな空間の作り手側に回ろうと思い7年の修行を経て、
オーガニックワインや地ビールなどのお酒、
玄米など体に優しい食事を笑顔になれる空間の演出役に選び、 オープンさせたのがカフェこたつ。
その折、来ていたお客さんの中から「このお店の雰囲気で音楽をやりたい」 という演奏者の方が現れたという。
笑顔になれる空間の演出に音楽が加わった瞬間。
「普段行っているお店で、いつもとは違う体験や本物の音楽に触れると 感動する時があるじゃないですか」
永田さんの作る、『笑顔になれる空間』の中にライブはそのひとつとなっていった。
さらに永田さんはその先に
「飲みつつ、食事しつつ、会話しながらも、流れてくる音楽は実は人が演奏している。
というのが、粋な格好良さ、大人の格好良さがあると思う」
と食事やお酒、お店の雰囲気が各々に成熟した空気感を目指したいと話している。
「感情の変化という意味での、小さな感動がある場を提供できれば」
と永田さんは、その空気感で感情が動くとすればそれは人の力が一番大きいと感じている。
そんな『人』が作り出す成熟されたお店は
人々の目指す処となり、そのお店がある街の魅力になると思うと語る。
永田さんの目指す空気感は橋本の魅力を上げる一翼を確実に担っている。
byまー
〜【橋本人を発見!街の人の心意気を見た】brought to you byめぐり報〜