「橋本郷土カルタ」であなたも “橋本の達人”に!!『め』

こんにちは😄 めぐり報です❗️

「橋本郷土カルタ」であなたも
“橋本の達人”に✨

今回は40枚目の「め」のご紹介です。

「めんこに負け しもやけかゆく なってきた」
(男の子の遊び)

 

 

 

 

目次
  1. めんこって何?
  2. ベーゴマとは?
  3. その他の遊び色々

 

 

 

 

以前、「う」の「唄うたい 鞠つく子らの 赤い頬」の札で、女の子の遊びを色々紹介しましたので、今回は大正時代から昭和30年くらいまでの男の子の遊びを紹介します。(ただし、当方女子ですので、間違いがありましたら申し訳ありません!)

室内ゲームや習い事で忙しい今の男の子達と違い、昔の男の子の遊びは集団での外遊びがほとんどだったように思います。

 

 

1.めんこって何?

まずはカルタに取り上げられためんこ遊び。

最近の子ども達にはあまりなじみがない遊びかもしれませんね。

めんこは「面子」という字を書き、語源は「小さな面」とのことです。

他にめんち・ぱんす・ぱっちん(これは聞いたことがあるような…)という呼び方もあるようです。
素材は時代により、泥、鉛、厚紙などで、一番ポピュラーなのが厚紙でできた紙めんこです。
形は四角形か円形で、片面に武者・力士(双葉山·大鵬など)・野球選手(王・長島など)ヒーロー(月光仮面・鞍馬天狗など)・怪獣·怪人などの絵や写真が描かれています
(2000年以降は、「ポケモンぱっちん」シリーズというのがあるとか…)

代表的な遊び方は「起こし」といって、

  1. 地面にめんこを1枚置く
  2. 別の人が別のめんこを1のめんこに叩きつける。

その結果、下記のような状況になるとA君が負けて、B君にA君のめんこを取られてしまいますpastedGraphic_1.png

  • A君のめんこが裏返る
  • B君の風圧で、B君のめんこがA君のめんこの下を通る
  • A君のめんこが、決められた枠(円など)の外に弾き出される

 

子ども達は自分のお気に入りのめんこが、他のめんこに負けて取られてしまわないように、蝋を塗って防水と重さを足したり、裏返りにくいようにわざとぐにゃぐにゃに柔らかくしたりpastedGraphic_2.pngと、色々工夫したそうです。

(かつて、ミニ四駆に色々工夫していた息子を思い出しますpastedGraphic_3.png

負けると自分のめんこを取られてしまうところは、今のカードゲームと似ていますね。

 

「起こし」の他に「積み」「抜き」「落とし」「壁当て」「滑り」などの遊び方があるそうです。

また「めんこ射撃」と言って、丸面をゴム銃に乗せて発射し、5m先の直径18cmの紙の的に当てる遊びもあるそうです。

これは新潟県の長岡駅前に「国際メンコ射撃場」があり、この遊びの普及に力を入れているそうです。 

 

 

 

2.ベーゴマとは?

もうひとつ、最近なかなか見られない遊びに、ベーゴマ遊びがあります。

ベーゴマは、平安時代にバイ貝の殻に砂や粘土を詰めてひもで回したのが始まりとのことです。
そして関西から関東に伝わる時に「貝ゴマ」(バイゴマ)がなまって「ベーゴマ」になったと言われています。

ベーゴマには普通の独楽のような軸がないので、独特なひもの巻き方をし(紐に2つのこぶを作り、ひもでベーゴマ本体を一周してそのこぶに巻き付ける)樽やバケツに布やビニールを少したるませて張ったものの上で、数人や2人で一斉に回します。

布から弾き出されずに最後まで回っていたベーゴマが勝ちです。

勝った人は、一緒に回した他の人のベーゴマをもらえる、という『本気勝負』というのがあったそうです。

めんこもベーゴマも本気勝負だと、負けると自分のめんこやベーゴマが取られてしまう所が似ていますね。

男の子はこういうちょっとギャンブル的なスリルが楽しいのでしょうか?pastedGraphic_4.png

 

 

 

 

3.その他の遊び色々

その他の男の子の遊びとして思いつくのは、

独楽 ・竹馬 ・缶馬 ・けん玉 ・ 凧揚げ ・野球 ・馬跳び ・馬乗り ・缶蹴り ・陣取り ・ドロケイ ・ パチンコ(銀色の玉ではない方) ・ 魚採り · 虫採り(蝶 ・セミ ・バッタ ・トンボ ・カブトムシ ・クワガタムシ ・カミキリムシ ・カマキリ ・コオロギなど) ザリガニやイモリ採り · 川遊び · 竹トンボ ・戦争ごっこ · 割り箸鉄砲 · チャンバラごっこなどでしょうか?

まだまだたくさんあるでしょうね。そして、ここに挙げた遊びは、ほとんど女の子も一緒に遊んでいる遊びで、男の子に限ったものではないですねpastedGraphic_3.png

 

友達と遊びのルールを決めたり、水や土や生き物に触れたりして五感をフルに使って遊ぶ毎日だったのではないでしょうか。

色々な年齢の子が一緒に遊ぶことが多かったので、もめると年上のガキ大将がまとめてくれたのかもしれません。

 

今は残念ながら安心して子どもだけで外遊びできるのは、学校の校庭くらいかもしれませんね。pastedGraphic_5.png

でも子ども達はいつの時代も遊びの天才であることは、間違いありません。pastedGraphic_6.png