「橋本郷土カルタ」であなたも”橋本の達人”に!!

こんにちは!めぐり報です!

「橋本郷土カルタ」であなたも
“橋本の達人”に

今回は11枚目の「る」のご紹介です。

「涙腺が ゆるむ照手姫の 悲話今も」(照手姫)




1.照手姫伝説とは…?

照手姫伝説は、上溝の豪族横山将監(しょうげん)の絶世の美女と言われた娘、照手姫と常陸の國の小栗城主、小栗満重(小栗判官)との悲恋物語です。
相模原には上溝地区と相模湖町底沢地区の2箇所に照手姫伝説が伝わっていて、上溝の「日金沢」(ひがんざわ)、相模湖町の「美女谷」の地名は照手姫に由来しているとされています。

上溝の日金沢周辺に伝わる物語は比較的シンプルで、
ある日姥川のほとりの日金沢で照手姫が怪我をしている立派な武士(小栗判官)を見つけて、敵方とは知らずに手当てをしたことから二人は恋仲になります。

照手姫が小栗判官を慕うあまり、家を捨てて彼の元に身を寄せたため、激怒した父の横山将監の軍勢と小栗判官の軍勢が激しい戦いになりました。
その結果横山軍が敗退し、横山将監が殺されてしまい、その後照手姫は泣き暮らす日々を過ごした、というものです:うぇーん:上溝には別の複雑な物語も伝わっているようです。)

相模湖町の方の伝説は、照手姫は相模湖町底沢に住む武士の娘で評判の美女でしたが、両親が早くに亡くなった後にこの地を離れます。
横山氏は豪族の横山将監ではなく、盗賊の横山太郎といい、常陸の國で謀反を疑われた小栗判官が盗賊と知らずに横山家に宿泊した時に、金品目当てに小栗一行の毒殺を謀ります。
照手姫は横山家の妓女となっていて、小栗にそっと危険を教えますが、その甲斐なく小栗は死んでしまいます:ギャー:

この続きは「橋本の歴史ガイドブック」をご覧ください。)

 

全国各地に説経節·浄瑠璃·歌舞伎などで広まった照手姫伝説は、日金沢のものとは だいぶ違い、上溝に伝わる別の物語や相模湖町のものと同じく、かなりダイナミックで波乱万丈です。

そして各地に伝わっていく間に少しずつ形を変えて何種類もあるようです。

その一つを紹介しますと…。(上溝の別の物語もこのパターンです。)


常陸の國の小栗判官が、美しいと評判の相模の國の郡代の娘、照手姫の元へ強引に婿入りしたため、激怒した姫の父と兄に毒殺されます。
しかし、閻魔大王のはからいで餓鬼阿弥の醜い姿でこの世に戻されます:ヒー:

そして、藤沢の遊行上人に「熊野の湯の峰の薬湯に入れば元の姿に戻れる」と言われ、土車に乗せられて多くの人々に引き継がれながら熊野を目指します。
その途中で小栗の死後筆舌に尽くせぬ苦労をしていた照手姫も、小栗とはわからずに奉公先に休みをもらった5日間だけ土車を引きました。
やがて、熊野の薬湯で元の姿に戻って心を改めた小栗と美濃で再会した照手姫は、常陸の國へ戻り幸せに暮らした、というものです。

現在でも少し違う内容で、「スーパー歌舞伎オグリ」として市川猿之助さんが演じていますね:うふふ:


2.橋本で照手姫に会える場所は?

意外に知られていないのですが、橋本にも照手姫に会える場所が2箇所あります。
一つは、ミウィ7階の杜のホール入口の右手前にある「照手姫の像」(陶山定人氏作)です。

この像の姫は手に綱を持っているので、餓鬼阿弥の姿になった小栗判官を乗せた土車を引いている姿を表していることがわかります。

もう一つは、七夕通りの三角地帯にある、照手姫と小栗判官の出会いをイメージしたモニュメントで、歌人の俵万智さんの
「紫の もっとも淡き 一群れに 想いをのせん あじさいの花」
という短歌が刻まれています。

このモニュメントは銀色で小振りなので、つい見過ごされてしまいがちですが、ぜひ足を止めてご覧ください。

ちなみにこのモニュメントが建っている場所は、俵万智さんが橋本高校の国語の教師をされていた時(1985年~1989年)の通勤路だったそうです🥰

尚、照手姫の像とモニュメントはどちらも平成16年(2004年)の市制50周年の記念事業の一つ「照手姫フェスティバル」の一環として作られたものです。

 

3.照手姫が美しい花に…。

伝説の美女照手姫は、横山にあった県立園芸試験場相模原分場で、昭和49年(1974年)から11年の歳月をかけて改良されたハナモモの名前になりました。
春には美しい大ぶりの八重咲きの花が市内のあちこちで咲き、市民を楽しませてくれています。

県立園芸試験場相模原分場品種は濃い紅色の「照手紅」
濃いピンクの「照手桃」
純白の「照手白」
淡いピンクの「照手姫」
枝垂れ咲きで唯一実が食べられる「照手水蜜」
の5種類があります。

中央区の「ウェルネスさがみはら」前の他に、橋本の近くでは相模原北公園や相模原北警察署西側の道路(並木になっています。)で見ることができます。


4.照手姫伝説についてもっと詳しく知りたい方は…。

照手姫伝説には、まだまだこのブログではとても書ききれないほどの驚きのエピソードがたくさんあります。
(小栗判官は大変な不良息子?:ヒー:人食い馬の鬼鹿毛って!?:ヒー:、何度も殺されかかった照手姫:ギャー:など…。)

もっと詳しく知りたい方は、橋本図書館に下記の本と紙芝居がありますので、ぜひご覧ください。

*「相模原民話伝説集 増補改訂」(座間 美都治著)
*「照手姫物語」(篠崎 芳治著)
*「橋本の歴史ガイドブック」(橋本の歴史を知る会編)
* ふるさと紙芝居「日金沢の照手姫」(村松 昭子 文、市村 章 絵)

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